第45回 全日本スキー技術選手権大会オフィシャルサイト
 

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  現在こそ、技術選はスキー技術の高さを争う戦いの舞台となっていますが、そのルーツは、1964年に開催された『第1回 デモンストレーター選考会』に端を発します。これは、オーストリアで行われた、第7回インタースキー(国際スキー指導者会議)に派遣する日本代表のスキー教師を決定するために行なわれたもので、先鋭的なスキー技術ではなく、スキーを指導するための技術を見るための競技会でした。

歴史を重ねる中で、『全日本基礎スキー選手権大会(1980年〜)』、『技術選(1986年〜)』と名称を変えながら、現在のような大会へと発展してきました。 2006年には現在の開催地である新潟県・苗場スキー場へと会場を移し、大会サブタイトルも「巧 ザ・スキー名人戦 in 苗場」とし、よりエンターテイメント性の高い大会へと進化し続けています。
 

開催スキー場 おもな出来事
1 1964  山形県 蔵王 インタースキーに派遣する模範演技者を選出するための選考会が開催される。
2 1965
 宮城県 鳴子
第7回インタースキーがオーストリアで開催。
3 1966
 長野県 白馬八方尾根
 
4 1967
 長野県 白馬八方尾根
 
5 1968
 長野県 白馬八方尾根
第8回インタースキーがアスペンで開催。
6 1969
 長野県 白馬八方尾根
 
7 1970
 長野県 白馬八方尾根
 
8 1971
 長野県 白馬八方尾根
第9回インタースキーがガルミッシュ・パルテンキルへンで開催。
9 1972
 長野県 白馬八方尾根
 
10 1973
 長野県 白馬八方尾根
 
11 1974
 新潟県 苗場
藤本進が、大会初の3連覇を達成。
12 1975
 新潟県 苗場
第10回インタースキーがチェコスロバキアで開催。
13 1976  長野県 白馬八方尾根 小林平康が初出場。基礎スキーの世界に速さと鋭さを持ち込む。
14 1977  長野県 白馬八方尾根 ■ 注目の初出場選手:渡部三郎
15 1978  長野県 白馬八方尾根  
16 1979  長野県 白馬八方尾根 第11回インタースキー、蔵王にて開催。
17 1980  北海道 大和ルスツ 『日本スキー教程』の具現者であり最高の技術と知識を持った指導者を選考する大会と、日本一の巧さを競う大会は分離すべきだとの考えから、デモ選とは独立開催となる。
18 1981
 長野県 白馬八方尾根
 
19 1982
 長野県 白馬八方尾根
 
20 1983
 岩手県 網張
 
21 1984
 秋田県 大鰐温泉
●大幅な種目改正を実施(6種目から9種目へ)。
●金子裕之が急斜面 ウェーデルンに圧倒的なスピードを持ち込み最高点をマーク。
●競技スキーの経験が豊富な選手の活躍が一部の種目で目立ったが、総合優勝争いではオールラウンドな力量 に勝るベテラン勢に軍配が上がる。
■ 注目の初出場選手:出口沖彦
22 1985
 秋田県 大鰐温泉
●ワールドカップ・ダウンヒラーとして活躍した斎木隆が初出場。高速ターンが要求される総合滑降で最高得点を獲得。
●「戦いの勝負師」と呼ばれた佐藤正人の底力を、技術、戦略の両面 で見せる。最終種目の制限滑降で細野博と一騎打ちとなり、逆転勝利。昨年の雪辱をはらす。
■ 注目の初出場選手:斉木隆
23 1986  長野県 白馬八方尾根 「基礎スキー」という名称が、アルペンスキー全般の技術を競う大会の名称としてふさわしくないとの判断から大会名が変更される。
●学連からの初めてエントリー選手(渡辺一樹)が登場。
●初の民放テレビでの放映。プレス、ギャラリーが増加。
■ 注目の初出場選手:沢田敦、渡辺一樹
24 1987  長野県 白馬八方尾根 ●渡部三郎が、総合滑降(規制)種目でそれまで9点のビハインドを取り返す快走を見せ、佐藤正人と史上初の同点総合優勝となる。
●オフィシャル・サプライヤーのサポート合戦が加熱。19社、101名が大会参加選手の活躍をサポート。
■ 注目の初出場選手:我満嘉治
25 1988  長野県 白馬八方尾根 ●圧倒的な強さを誇ってきた佐藤正人が6位 となり、2年連続優勝を果たした渡辺三郎も4位に下降。新旧交代の幕開けを告げる結果に。
●0.5点差で最終種目を迎えた佐藤譲と渡辺一樹がパラレル・スラロームで激しいデッドヒートを見せる。佐藤譲が片足通 過反則を冒し、初出場・初優勝の大記録を逃す。
■ 注目の初出場選手:佐藤譲
26 1989  長野県 白馬八方尾根 ●過去例を見ないほどのギャラリーが八方尾根に集結。「技術選」が大きなブームとなる。
●ピルミン・ツルブリッゲン、フーベルト・シュトロールツ、ジークリッド・ヴォルフ、アニタ・ヴァハターらが前走として出場。またイタリアから初めてふたりのスキーヤーが本選に出場。「技術選」を国際的なイベントにしようという動きが活発化。
27 1990  長野県 白馬八方尾根 ●ベルント・グレーバー、マルティン・グガニッグ、エルンスト・ヒンターゼアが前走として登場。選手としても9名の外国人選手が参加し、女子ではフランチスカ・クラスニッツアーが初優勝。
●国際化の波が大きくなるにしたがって、種目に対する見直し、ジャッジの再考を求める声が広がる。
■ 注目の初出場選手:森 信之、五藤伯文
28 1991  長野県 白馬八方尾根 ●大手清涼飲料水メーカーがメインスポンサーとなり、ひとつのビッグ・イベントとして認知されることとになる。
●斉木隆が総合滑降直前に、危険過ぎるというクレームを申し立てる。それが運営サイドに不受理となったため、出場をキャンセル。同時に引退を表明。
■ 注目の初出場選手:粟野利信、志鷹慎吾、大盛宏幸
29 1992  群馬県 尾瀬岩鞍 ●91年に行なわれたインタースキーの影響を受けて種目改正が大幅に行われる。
●数々のドラマを生んだ八方尾根スキー場を離れ、尾瀬岩倉スキー場へ会場を変更。
■ 注目の初出場選手:伊藤政照、伊藤 敦
30 1993  群馬県 尾瀬岩鞍 ●競技実績のあるスキーヤーが活躍する傾向が強まる中、志鷹慎吾、里吉敏章らの柔らかなスキー操作もまた高い評価を受ける。
●マイク・ファーニーが最終種目の大回転で、渡辺一樹を0秒81上回り、1点差で逆転。30回大会にして初めて、男子の全日本のタイトルが海外選手に奪われる結果に。
31 1994  長野県 野沢温泉村 ●日本のスキーヤーvs海外のスキーヤーという構図に注目が集まったが、その潜在的対応力の広さでマーク・ガルシアが勝利を奪取。マイク・ファーニーが日本的なタクティクスに溶け込んで勝利したのとは正反対に、ストレートに自分の滑りを出して評価された。
■ 注目の初出場選手:伊東秀人
32 1995  長野県 野沢温泉村 ●ベルント・グレーバーが選手として出場。準決勝・決勝のうち6種目で1位 を独占するという圧倒的勝利で、最終種目を待たずして勝利を確定する。
●3年連続して全日本のタイトルを外国勢に奪われたことで、「国際技術選」を望む声が関係者の間から上がる。
■ 注目の初出場選手:猪又一之、二瓶 勝
33 1996  北海道 ルスツリゾート ●技術選と国際技術選の分離開催が行われる。技術選は『日本スキー教程』『日本スキー指導教本』の理論を根底に置いた観点から技術評価をすることが共通認識として打ち出される。
●準決勝が終わった時点で猪俣一之が2位 以下に水を開け、有利なポジションを確保。技術選にカービングスキーの時代を告げる。
■ 注目の初出場選手:宮下征樹
34 1997  新潟県 石打丸山 ●宮下征樹、二瓶勝といった新鋭と、渡辺一樹、佐藤譲といったベテラン、そして中堅選手として期待の高まる粟野利信、大盛宏幸らが激しいバトルを展開。昨年、猪俣一之に勝利をさらわれた粟野利信が意地を見せ初優勝。
●それぞれの種目やシチュエーションの中で、カービングターンをより高いレベルで具現化するスキーヤーが高い評価を得る結果となり、技術評価について、審判員に対する不満が少ない大会となった。
35 1998  秋田県 田沢湖 ●準決勝2種目がキャンセルされたことも影響して、最終種目の制限滑降にまでもつれこむ展開に。山田、猪俣は粟野のタイムをわずかに上回ったものの粟野利信が連覇。
●山田卓也、佐藤久哉、宮下征樹など、若い選手が躍進。いち早くカービングスキーをマスターした選手の成績が伸びた結果に。
36 1999

 長野県 白馬岩岳

●おおかたの予想を覆し、2年目の柏木義之が圧倒的強さで優勝。技術選初の1級チャンピオンに輝く。粟野利信は準決勝の大回り種目で前の選手の残した溝にスキーを取られ、大きく後退。
●この年も種目変更が行われ、小まわり種目が減り、大まわり種目の比重が増えることにより、さらにカービングテクニックの重要度が増す傾向が顕著に。
37 2000  長野県 白馬八方尾根 ●9年振りに八方尾根に技術選が戻ってくる。予想を大きく上まわる大観衆を迎え近年希ともいえる盛り上がりを見せる。ジャンプ台決戦、ゴールドゼッケンの採用などの、新趣向も採用。
●デェフェンディングチャンピオン・柏木義之と、リベンジを期する粟野利信が熾烈な総合優勝争いを見せる。決勝の第一種目となった制限滑走のポイントが、全競技終了後に改められるという波瀾も。
38 2001  長野県 白馬八方尾根 ●男女共に3連覇がかかる大会であったが、いつ優勝してもおかしくないといわれ続けた宮下征樹、本間綾美の2人の初優勝という結果に。
●1991年から続いてきたメインスポンサーのサポートが打ち切られ、メインスポンサー不在のまま大会が行われる。
39 2002  長野県 白馬八方尾根 ●ミスをおかした選手が優勝争いから脱落していくという生き残りゲームの様相を呈する展開。生き残りゲームに勝ち抜いた宮下征樹と柏木義之のふたりが2点という僅差で最終種目を迎え「小回り・急斜面・整地」の結果、宮下征樹に軍配。
40 2003  長野県 白馬八方尾根 ●混戦が予想される中、柏木義之が独走。その柏木の背中を見ながら宮下征樹、山田卓也、佐藤久哉らが、熾烈な2位争いを展開。
41 2004  長野県 白馬八方尾根 ●ふたりのディフェンディングチャンピオンが前評判通りの実力を発揮。ともに連覇を果たす。
●19回目の技術選出場となる渡辺一樹が驚異の総合7位返り咲く。
42 2005  長野県 白馬八方尾根 ●3連覇を目指す柏木義之が準決勝小回りで痛恨のミス。渾沌となった男子戦線を佐藤久哉が制し、8年目の初優勝。女子・嶺村聖佳は何度もトップを奪われる苦しい展開ながらも前人未到のV4を達成。
43 2006  新潟県 苗場スキー場 ●天候の不順による大幅な種目変更、2日間連続開催となっったナイターゲームなど精神的にも肉体的にも極めて過酷な大会となる。
●男子は1ポイント差で片山の猛追を振り切った佐藤久哉が連覇。女子では嶺村が圧倒的な強さを見せつけ、5連覇の偉業を達成。
44 2007  新潟県 苗場スキー場 ●トリノ五輪GSに出場した吉岡大輔をはじめ、アルペンナショナルチーム経験者3名が初出場。初出場・初優勝も期待されたが、吉岡の7位が最高にとどまる。
●男子は井山敬介が初優勝。北海道勢の優勝は細野博以来、23大会ぶり。女子は嶺村が2位に20ポイントの大差をつけ6連覇達成。
※選手氏名、施設名称等は当時のものを使用しております