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SHARP第45回全日本スキー技術選手権大会
華やかな舞台の裏で……
もうひとつの戦いドキュメント

 SHARP第45回全日本スキー技術選手権大会は、3月11日から16日まで、新潟県・苗場スキー場で開催されました。今大会では、第1回目となる「テクニカルスキーコンテスト」、つまり全日本スキー技術選手権大会への予選会となる大会を開催、男子43名、女子20名が同大会への出場権を得て参加したため、過去最大のスケールで行われました。
 大会は男子がV2を達成した井山敬介、女子は松沢聖佳が前人未踏のV7でフィナーレを迎えましたが、500名もの選手が出場した裏舞台では、大会成功へ向けてもうひとつの戦いがありました。
ある日の関係者のスケジュール。

◆真夜中のピステンブーリー

  早朝(夜中?)の3時20分、プリンスホテル正面の真っ暗な大会バーンにキャタピラの音が響く。窓のカーテンを明けると2台のピステンブーリーが走り回っています。すでに、苗場の大会スタッフは始動をはじめていました。3月中旬とはいえまだ寒い中、500名もの選手がベストの状態でパフォーマンスできるよう、何度も斜面を往復しています。とくに日中、バーンが緩みそうな最後の斜面を入念に固める作業が35分間続き、その間、何度か雪面に降りて確認するという地道な作業が目につきました。


夜中の3時20分、2台のピステンブーリーがうなりはじめ、
裏方の1日がスタートしました

5時56分、1人の選手が早くもウォームアップを開始しました。
(写真中央下)

◆5時56分のウォームアップ

  ピステンブーリーのうなる音がゲレンデから消えて約1時間半後、1人の選手が会場に現れ、大会コースを見上げながらストレッチを行っていました。まだ明け切っていないどんよりとした空が、刻一刻と迫ってくる緊張感を煽っています。選手は、どんな思いでコースを見上げていたのか、どんな作戦を練っていたのか。同じころ、ホテルの2階にある大会事務局も動きを開始しました。
 選手のエントリー、報道の受付、大会運営の打ち合わせ、リザルツやインフォメーションのプリント・配布など、その作業は多岐にわたり、あわただしく関係者が出入りを繰り返しています。事務局の作業は夜中まで続き、まさに大会運営の心臓部ともいえる重要な位置を占めていました。

会場セッティング作業の開始

  選手が去ってから数秒後の6時ジャスト。2台のスノーモービルと会場をセッティングする多くのスタッフが到着しました。スタッフは、イベントを数多くこなしているとみえ、1人1人がシステマティックに動いています。仕切りのネットを張るスタッフ、バナーを取り付けるスタッフ、フィニッシュエリアをチェックするスタッフ、まるで機械のようにリズミカルな動きをみせています。殺風景だった大会バーンがみるみるうちに華やかさをましていきます。
 見せるプロフェッショナルたちのパフォーマンスは、ついつい時間を忘れて見てしまいます。それほど、あざやかな設営パフォーマンスでした。


大会事務局の活動も、早朝から深夜に及びました

6時ちょうど、大会設営のスタッフが到着、
本格的なコースセッティングがはじまりました

応援フラッグたちのお出まし

  技術選の風物詩ともいえるのが選手の応援フラッグたちの存在です。その演出をしているのが出場している選手の友達、同じクラブのメンバー、親や兄弟など実に様々です。
 6時20分。できるだけ目立つ位置にフラッグを設置するため、最初の応援団が登場しました。何本ものカラフルなデザインのフラッグを担ぎ、黙々と斜面を登っていく。この後、続々と「フラッグ隊」が現れ、アッという間にコースサイドに色鮮やかなフラッグの花が開きました。
 彼らも立派な大会運営者の役割を果たしていると思います。


選手の名前が描かれた応援フラッグ。これも欠かせぬ技選のツール。
6時20分、その第1陣が目立つ場所を確保に現れた

選手をサポートするメーカーの始動

  会場には、スキーメーカーのテントが立ち並んでいます。これは、選手の使っているマテリアルをサポートするためのサービスセンターです。選手は、それぞれのテントでスキーのチューニングをしてもらったり、マテリアルのアドバイスをもらったり、また、スタートを待つ間休憩したりするためにあります。6時37分、最初のメーカーの担当者が現れ、スキーを立てかける台の設置、テント内のストーブの用意など、まめまめしく活動。これを合図に、他社のスタッフが続々と集まってきます。
 選手の活躍は、彼らメーカーにかかっているといっても過言ではありません。それほど選手には頼りにされている存在なのです。


選手の活躍に欠かせないメーカーテント。
6時37分、最初のメーカーのスタッフが選手が使用するチューニング済みのスキーを持って登場

7時32分、静かなるスタート

  コースセッティングが終わり、メーカーもスタンバイOKとなった7時32分、最初の選手がフリースキーを行うため、コースサイドのバーンを滑り始めました。主役たちの登場まで約4時間、こうした裏方たちの活動は6日間続き、大会の成功へ導いたのです。裏方という名の主役達に感謝、です。


コースセッティングが終わった頃をみはからって選手がフリースキーを開始しました。
1番乗りは7時32分でした

多くの裏方さんたちの活躍で、コースは華やかにセッティングされました

特別協賛のSHARPの存在

  大会の運営には、当然多くの経費がかかります。特別協賛をいただいていますSHARPさんからは協賛金をいただき、また、男女の上位入賞者にはシャープのテレビをはじめ多くの商品を提供いただいています。裏方さんと呼ぶには大変失礼かも知れませんが、毎回ごあいさついただいています伊藤正裕部長をはじめSHARPさんは、大会を支えていただいているという点では、大会成功の立役者でも、また同時に裏方さんといえるかも知れません。


特別協賛のSHARPさんを裏方さんと呼ぶには失礼ですが、
大会成功の立役者であることは間違いありません。
開会式であいさつする伊藤部長

プレスセンターの存在も大変重要です。 全国にいるファンに、技選の興奮を伝えるためスキー専門誌、テレビ、新聞、カメラマンが写真や取材メモをチェックしたり、原稿を送信したりしています。ちなみに作業しているのは、「SAJオフィシャルサイト」に速報をアップしている上田英之同大会広報係長です

プレスセンター

 皆さんもご存じのスキー雑誌が勢揃いしました。スキージャーナル、スキーグラフィック、ブルーガイドスキー、山と渓谷社、それにマガジンハウス(ターザン)、テレビ新潟など取材陣がこのプレスセンターで写真の整理、取材メモの整理、取材の打ち合わせ、原稿や写真の送信作業を行っています。
このほか多くのカメラマンが訪れて後術選の興奮を伝えようとしています。ちなみに「SAJオフィシャルサイト取材班」も、大会速報をアップするため黙々と作業をしておりました。
紹介できませんでしたが、まだまだ多くの裏方さんたちの支えがあってマンモス大会を支えてくれています。その多くの裏方さんたちに、声を大にして「ありがとう」のメッセージを贈りたいと思います。


荒れたバーンを整備する苗場のスタッフ。
選手にベストのパフォーマンスを発揮してもらいたいとフル回転でした

全日本スキー連盟事務局広報担当 土谷守生


◆SHARP45回スキー技術選手権大会 コンテンツ

写真集「選手」 [3/25]
閉会式写真集 [3/21]
華やかな舞台の裏で……もうひとつの戦いのドキュメント [3/19]
優勝 男子井山敬介選手V2、女子松沢聖佳選手V7 [3/15]
準決勝種目別1位号が映像&コーディネーター解説 [3/15]
準決勝 男子1位 井山敬介選手、女子1位 松沢聖佳選手 [3/14]
本選種目別1位動画映像&コーディネーター解説 [3/14]
苗場でみつけたI LOVE SNOW [3/13]
本選 男子1位 柏木義之、女子1位 松沢聖佳 リザルト、準決勝スタートリスト [3/13]
予選 上位選手の映像&森・我満コーディネーター解説 [3/13]
予選リザルト、1位 男子太谷、女子栗生田、金子、本選スタートリスト [3/12]
森、我満コーディネーターの見所紹介 [3/12]
いよいよ開幕!開会式 予選スタートリスト他 [3/12]
技選観戦 苗場ライナー(割引)のご案内 [3/3]
記者会見報告 [12/3]


319日付 教育本部広報委員会 阿部文善、上田英之]
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